Vol. 39:社内マニュアルを随時作成するための一石二鳥な方法

社長が持っておいた方が良いスキルとして、テキストやスライドでの説明能力ってのがあるな、と。
毎回口頭で説明するのはコストが高いし、伝言ゲームによる齟齬発生や漏れも防げる。

それに関連して、社内にマニュアルが存在するメリットは複数あって、何度も同じ説明をせずに済みますし引き継ぎや工程の見直しが容易になります。
ただ、マニュアルを作るにも当然工数が発生するので、そんなものを作るリソースはない、という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
ただ、この方法を採ることにより、マニュアル資産が積み上がる以外のメリットも享受できます。

その方法とは「最初にやり方を説明した後に、被説明者にマニュアルを作ってもらう」ことです。
これにより、マニュアルができあがるだけでなく、説明者は被説明者が内容をきちんと理解できているかの確認もすることができます。
以前の会社では、業務に関連したマニュアルを100個以上作っていたので、例えば急な配置転換などがあったとしてもスムーズに進めることができていました。

ちなみに、「マニュアルに沿った業務」というとネガティブな印象を持つ方がいらっしゃるんですが、忌むべきは効率的でないマニュアルに沿ってしか仕事ができない状況です。
マニュアルが効率的でないなら変えればいいし、上記したように工程がマニュアルとして明文化されていた方がその改善は容易なので、マニュアルは作りまくった方が良いと思ってます。

投稿者: 原口 悠哉

2012年に会社を設立。日本最大級の訪日旅行者向けWebサイト「Japan Info 」を運営。2016年にバイアウトを行いフジ・メディア・ホールディングスグループに参画。現在も引き続き経営を行う。 Facebook:https://www.facebook.com/haraguchi.yuuya

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