Vol16. エイチ・アイ・エス澤田さんの勉強会に参加してきました。

お声がけを頂き、長崎で開かれたクローズドの勉強会に日曜から参加してきました。
内容としては、ハウステンボスを実際に訪れつつ、その再興を手掛けた澤田さんや社内の方のお話を伺うというもので、幼少期に5年住ごした長崎に20年ぶりに訪れました。

この機会を通じて考えたこと、感じたことは多数あったのですが、特に印象に残った5点を簡単に記録しておきます。
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1. 意思決定権の移譲について
2. 目標設定について
3. ごちゃ混ぜ感
4. 意思決定における本が果たした役割
5. 会社は社長
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1. 意思決定権の移譲について
「どのような基準で意思決定を自分でするorしないを決めるのか」という僕の質問に答えて頂いた内容なのですが、「任せると決めたら口出しせずに全て任せる、それをしないなら自分で全部決める」とのご回答を頂きました。
また、ハウステンボスについては澤田さんが現場に出てご判断をされていたそうです。
どのように権限を移譲していくかについて判断の基準にしたく質問したのですが、遥かに大きな規模で経営を行っている澤田さんがそのような動きをできているのであれば甘えている場合じゃないな、と改めて身が引き締まりました。
また、権限を移譲する相手の条件として人間的に優れていること、結果を出す人物であることを上げてらっしゃいました。

2. 目標設定について
長・中・短期のそれを設定し、長期は現実感が薄くとも大きなものを、中期は数年単位のストレッチしたものを、そして短期は3〜6ヶ月で設定し、短期目標は必ず達成することが必要だとおっしゃっていました。
自分を省みつつ、こういった基本を継続して行うことが大事なんだと改めて気づかせて頂きました。

3. ごちゃ混ぜ感
ハウステンボスには20年ぶりくらいに訪れたわけですが、かつてのオランダの空気を感じられるテーマパークではなく、VR、ナイトプール、美容やバンジージャンプなど、多種多様なコンテンツが盛り沢山の経済都市に大きく変化していました。
ともすれば統一感のなさを感じもしたのですがぜひ体験してみたいと感じるものが多く、また、実際に多くの方が訪れていることからその戦略は正しいものであると感じています。
また「やらないことは決めていますか?」とも質問したのですが、「お客様の安全を確保できてれば制約はない」とおっしゃっており、その貪欲な姿勢に刺激を受けました。

4. 意思決定における本が果たした役割
意思決定を行う上で、本で得た知識を活用する場面が多いとおっしゃっていました。
学生時代は3日に1冊程度で本を読んでいたのですが起業して以来ペースががくっと落ちてしまっていたので、優先度を引き上げました。

5. 会社は社長
澤田さんは以前にも別セミナーで拝見したことがあるのですが、とてもチャーミングな方でした。
また、18年連続で赤字だったハウステンボスを半年で黒字転換された澤田さんがおっしゃった「会社は社長」という言葉には重みがあり、自分ももっと成長しなければと強く感じています。
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まとめとして、学びが多く、色々な方との出会いもあり、参加できたことをとても嬉しく感じています。
改めてになりますが、ご主催を頂いたオプト社の鉢嶺さん、細野さん、菅原さん、濱田さん、ありがとうございました!

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僕らが頑張ればそれだけ訪日旅行者の方によりご満足頂けるやりがいのある事業なので、何らかの形でのご参画に興味がある方はお気軽にメッセージ下さい!
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Vol15. スタートアップのNo2に求められる忘れられがちだけど1番重要なこと

個人創業の方には同意してもらえると思うのですが、ある程度事業が軌道に乗った段階で「右腕となるNo2が欲しい病」にかかる方が多いです。
個人で創業することにも多くのメリットがありますが、事業規模が大きくなってくるに従って誰かに相談したい、業務を移譲したい、という欲求が強くなってきます。

しかし、「自分の右腕」ということで当然誰でも良いわけではありません。
そこで多くの方ができるだけ優秀な方を採用しようと努力し、結果として優秀な方を採用できているケースも多いです。
ただ、優秀であればそれで良いわけではなく、経営を行う上でNo2に求めるべき最も重要な要素があります。

その要素とは「自分が”No2である”という自覚がある」というものです。
共同創業あるあるでもありますが、最終意思決定者が曖昧な場合、要するにNo2が社長のように振る舞った場合の結果はたいていひどいものになります。

まず、意思決定スピードが落ちます。
次に、最終的なアウトプットが無難なものになります。
最悪な場合、派閥ができてしまい組織が破綻してしまうこともあります。

僕は、スタートアップは社長のトップダウンであるべきだと思っています。
それは人の意見を聞かないということではもちろんなく、社長が責任を持って意思決定を行うということです。
No2は社長の決断を信じられなくなってしまったのであれば辞めるべきだし、自分の意見の方が絶対に正しいと思うのであればそれはもう自分で経営した方が良い。

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Vol14. 会社が潰れるタイミングとは

この前ふと感じたのは、終わりがある絶望ってのは絶望ではないんだな、ということ。

僕は仕事が好きですが、今の働き方を死ぬまで続けなきゃいけないとしたら正直しんどいです。
ただ、スタートアップという働き方が良いなと思うのは、その先に大きな希望があるということ。

その希望は人によっては時間的・金銭的な自由かもしれませんし、ユーザーの方の喜びかもしれません。
どんなものであれ、いつかは報われるという希望さえあれば、人は前を向けるんじゃないでしょうか。

僕も起業してからしんどいなーと思ったことは何度もありましたが、それでもやってこれたのは自分やチームを信じ続けることができたからです。
会社が潰れるのは、資金が尽きた時でもなく、人に忘れられた時でもなく、経営者の心が完全に折れた時だよな、と。

以前にも同じようなことを書きましたが、心が多少折れてしまっても良いと思ってます。
そこで無理をして取り返しのつかないことになってしまうよりも、それを認めて、休んで、ちゃんと生きていける状態になれた方が良い。
自分がそこから立ち直れるということを知れたので、しんどいことをたくさん経験できた20代を過ごせたことは本当に良かった。

Vol13. 無駄な社内会議を少しでも減らすために考えていること

前提として、僕はいわゆる社内会議ってものを極力減らしたいと考えています。
かつては弊社も1日に何回も社内で打ち合わせが行われていた時期もあったのですが、事業の成功にそれが直結していたとは言えない、というのが正直なところです。

現在は弊社での週毎の定例会議は朝会を除けば1つしかありません。
それを実現するためにどのように考えているのかを少し書いてみます。

まず、会議には「決めるため」と「広げるため」の2種類があります。
結論から言うと、前者の「決めるため」の会議を弊社では止めました。

理由としては、決めるための会議なのであれば、担当者が結論と理由を文書でまとめて決済者がそれに首を縦に振ればそれで終わるんですよね。
「これからどうやるか決めましょう」みたいなふわっとした状況で会議に入ると、前提の確認とかで時間が取られるしそもそもみんなで時間を合わせて同じ場所に集まる、というのが本当に無駄。
文書を開かれた場所に投稿すれば、周りの人も意見を言えるし決まった経緯も分かりやすい。

ちなみに広げるための会議というのは、問題点を発見するとかブレストとかを想定しています。
弊社に残っている1つの定例会議は毎週行っている雑談MTGというもので、1時間の制限を設けて事業について色々と思いつきで話そう、というものです。
これをやっている理由は、決めるための会議だけだとどうしても視点がそこのみに集まってしまうので、もっと大きな視野で現状を見つめるためです。

Vol12. 社員数を増やせばいい、という話ではない

おかげさまでこの1週間ほどで4名の方が、新たに一緒に働いて頂くこととなりました。
ブログきっかけだったり昔からのご縁だったりも含め決まったのですが、皆さまにもお力添えを頂きありがとうございました。

ところでですが、会社を経営していると社員数を聞かれることが結構多いですし、僕もそこそこの頻度で聞いていると思います。
ただ、人数が増えるのは良いことのように見えるけれどもそれ自体が素晴らしいことではありません。

有名な話ですが、InstagramはFacebookに800億円で買収された際、社員数はたった13人でした。
同じ売上が立っていたとしても、人数が少ない方がより効率的に回せているということであり、固定費の増加という経営リスクも下がります。

人数が増えることを嬉しく、また、より一層気を引き締めていこうと感じる一方で、ただ人を増やすのではなく効率の向上を進めていかなくてはと感じています。
沢山の人数を賄える事業を運営できるというのはすごいことだけれども、本当にすごいのは少人数でも大きな売上を立てられる仕組みが作れているということ。

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