Vol22. ”訪日旅行市場”に取り組みながら考えていること

2017年8月の訪日外国人数は前年同月比の20.9%となり、年別訪日旅行者数においても2,400万人と最高記録であった昨年を約300万人上回っています。
つまり、訪日旅行市場は今も驚異的な伸びを続けているんです。
https://goo.gl/aozgow

一時期「訪日旅行者の消費の冷え込み」が多く報道されたことがありましたが、下がったのはあくまで平均消費額であって、消費総額は増加を続けています。
そもそも、訪日旅行者数が増えれば平均が下がることは当たり前であって、これは富裕層以外のマス層もどんどんと日本に訪れている証でもあります。

話は少し変わりますが、人口減少を背景に日本のマクロ経済は縮小していきます。
翻って海外、特に日本からほど近い東南アジア諸国は人口増、経済成長を続けています。
つまり、日本企業は国内市場に留まらず、海外市場に目を向けていかなくてはいけないわけです。

僕達は訪日旅行者向けのWebサイトということで運営をしていますが、これは要するに「日本に興味のある海外の方向け」のビジネスなわけです。
つまり、海外に向けて勝負したい全てのクライアントさまに対してお役に立てるということです。

訪日旅行者向け市場というのは、”日本企業であること”が優位性を持つ唯一の市場でもあります。
僕達が頑張れば頑張るほど日本という国の魅力が世界に伝わる、僕達しかいない、という実感を持てるのはとても幸運だと感じながら毎日働いています。

引き続き、編集(正社員・インターン)スタッフも営業スタッフも募集中なので、気になる方がいたらお気軽にご連絡くださいー!

Vol21. 起業は手段か目的か

結論から書くと、どっちでも良いという根も葉もない話なんですが、補足として後に続けます。

「起業はなんらかの課題を解決するための手段であり、それが目的化しているのは危ない」という話を耳にしたことがあるんですが、前者はまぁ良いとしても後者は別にいいじゃん、と思うわけです。
例えばオリンピックに出たい方に対して、「それは手段の目的化だよね」という人はいないですよね。
自分の力を試したかったり、単なる憧れだったりであっても、その方がやりたいのであれば構わないでしょと思うわけです。

そもそも、起業したいと思っていなければビジネスの臭いを感じ取り辛いと思っています。
”事業をやりたい”と思っているからこそ、社会課題にも敏感になるし、それを解決するための案も深く考えられるので。

なんだかんだありますけど、起業してほんと良かったし楽しいです。

Vol20. スタートアップ界隈に漂う嘘

事業や経営について、ご相談を頂くことがちょこちょことあります。
その際によく感じるのが、「一般的には正しいと言われるが経験者の多くはそれが間違いだと知っている知識」が共有されておらず、多くの方が同じ過ちを繰り返しているということです。

ただ、これについてはしょうがない部分もあると思っています。
なぜなら、その誤りを指摘することが誰かにとってネガティブな情報になり得るため、公言し辛いからです。
加えて、日本でもスタートアップ文化が発達してきたとは言え、依然として広く強いコミュニティにはなっておらず、実例も少ないからです。
例えば僕がバイアウトを行った際にも、参考になるような具体的な資料は一切ありませんでした。
しかし僕は周りの方に恵まれバイアウト経験者の方何名かにお話を伺えたのですが、これはとても幸運なことでした。

現状、これらの罠を避けるためには起業の先輩、もしくは投資家の方に定期的に相談するしかないですが、この方法も正直ハードルが高い。
解決するためのアイディアはあるので、今すぐではありませんが、この状況を改善することでスタートアップ界隈への恩返しをしていきたいです。

VOl19. ”ハードワーク”について思うこと

ハードワークは健康に悪い、という記述を目にすることがありますが、ハードワークが健康に良いと思ってる人なんて誰もいないですよね。
長時間働いてでも、何かを犠牲にしてでも、それでも欲しい何かがあるから働き続けるんじゃないでしょうか。

個人的には、人生においてとにかく働き続ける期間を持つことはとても重要だと思っています。
ちなみに僕の新卒での就職活動における判断基準の1つは、残業代が”出ない”ことでした。
ずっと働いていたいのに、残業代云々を理由にして早く帰らせられるのが嫌だったので。

「若いうちの苦労は買ってでもせよ」という言葉がありますが、これは「苦労を先送りするな」という意味なんじゃないかと最近思っています。
人生においてしんどさを避けるのは、ただ先送りしてるだけ。

たとえ辛くとも自己研鑽を重ねることで、その後の人生はだいぶ楽になります。
しんどい = 成功への途上だとは言いませんが、己の中に積み重ねたものがある人はやはり強いです。