Vol18. ”生産性”に関して思うこと

生産量とは「生産性×時間」です。
そして生産性とは「能力×集中力」です。

最近はそのうちの集中力を上げるためのインプットに時間を割いていて、脳科学や心理学あたりの本をよく読んでいます。
そういった知見を活かした新しいタスク消化法を自分の中でひとまず確立したので、どこかしらでそれについても書いてみようと思います。

その前に少し書いておくと、「生産性を上げよう!」といった記事の多くに違和感があります。
なぜなら、それらの多くが「生産性を上げて早く帰ろう」という論調であるからです。

本来重要なのは生産量を増やすことであり、生産性を上げるのはそのための手段にすぎないのではないのでしょうか。
そういう考えを否定するつもりは全くないんですけれども、仕事は常に早く終わらせてとっとと帰るべき、みたいな書かれ方をしている気がして。

Vol16. エイチ・アイ・エス澤田さんの勉強会に参加してきました。

お声がけを頂き、長崎で開かれたクローズドの勉強会に日曜から参加してきました。
内容としては、ハウステンボスを実際に訪れつつ、その再興を手掛けた澤田さんや社内の方のお話を伺うというもので、幼少期に5年住ごした長崎に20年ぶりに訪れました。

この機会を通じて考えたこと、感じたことは多数あったのですが、特に印象に残った5点を簡単に記録しておきます。
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1. 意思決定権の移譲について
2. 目標設定について
3. ごちゃ混ぜ感
4. 意思決定における本が果たした役割
5. 会社は社長
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1. 意思決定権の移譲について
「どのような基準で意思決定を自分でするorしないを決めるのか」という僕の質問に答えて頂いた内容なのですが、「任せると決めたら口出しせずに全て任せる、それをしないなら自分で全部決める」とのご回答を頂きました。
また、ハウステンボスについては澤田さんが現場に出てご判断をされていたそうです。
どのように権限を移譲していくかについて判断の基準にしたく質問したのですが、遥かに大きな規模で経営を行っている澤田さんがそのような動きをできているのであれば甘えている場合じゃないな、と改めて身が引き締まりました。
また、権限を移譲する相手の条件として人間的に優れていること、結果を出す人物であることを上げてらっしゃいました。

2. 目標設定について
長・中・短期のそれを設定し、長期は現実感が薄くとも大きなものを、中期は数年単位のストレッチしたものを、そして短期は3〜6ヶ月で設定し、短期目標は必ず達成することが必要だとおっしゃっていました。
自分を省みつつ、こういった基本を継続して行うことが大事なんだと改めて気づかせて頂きました。

3. ごちゃ混ぜ感
ハウステンボスには20年ぶりくらいに訪れたわけですが、かつてのオランダの空気を感じられるテーマパークではなく、VR、ナイトプール、美容やバンジージャンプなど、多種多様なコンテンツが盛り沢山の経済都市に大きく変化していました。
ともすれば統一感のなさを感じもしたのですがぜひ体験してみたいと感じるものが多く、また、実際に多くの方が訪れていることからその戦略は正しいものであると感じています。
また「やらないことは決めていますか?」とも質問したのですが、「お客様の安全を確保できてれば制約はない」とおっしゃっており、その貪欲な姿勢に刺激を受けました。

4. 意思決定における本が果たした役割
意思決定を行う上で、本で得た知識を活用する場面が多いとおっしゃっていました。
学生時代は3日に1冊程度で本を読んでいたのですが起業して以来ペースががくっと落ちてしまっていたので、優先度を引き上げました。

5. 会社は社長
澤田さんは以前にも別セミナーで拝見したことがあるのですが、とてもチャーミングな方でした。
また、18年連続で赤字だったハウステンボスを半年で黒字転換された澤田さんがおっしゃった「会社は社長」という言葉には重みがあり、自分ももっと成長しなければと強く感じています。
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まとめとして、学びが多く、色々な方との出会いもあり、参加できたことをとても嬉しく感じています。
改めてになりますが、ご主催を頂いたオプト社の鉢嶺さん、細野さん、菅原さん、濱田さん、ありがとうございました!

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Vol13. 無駄な社内会議を少しでも減らすために考えていること

前提として、僕はいわゆる社内会議ってものを極力減らしたいと考えています。
かつては弊社も1日に何回も社内で打ち合わせが行われていた時期もあったのですが、事業の成功にそれが直結していたとは言えない、というのが正直なところです。

現在は弊社での週毎の定例会議は朝会を除けば1つしかありません。
それを実現するためにどのように考えているのかを少し書いてみます。

まず、会議には「決めるため」と「広げるため」の2種類があります。
結論から言うと、前者の「決めるため」の会議を弊社では止めました。

理由としては、決めるための会議なのであれば、担当者が結論と理由を文書でまとめて決済者がそれに首を縦に振ればそれで終わるんですよね。
「これからどうやるか決めましょう」みたいなふわっとした状況で会議に入ると、前提の確認とかで時間が取られるしそもそもみんなで時間を合わせて同じ場所に集まる、というのが本当に無駄。
文書を開かれた場所に投稿すれば、周りの人も意見を言えるし決まった経緯も分かりやすい。

ちなみに広げるための会議というのは、問題点を発見するとかブレストとかを想定しています。
弊社に残っている1つの定例会議は毎週行っている雑談MTGというもので、1時間の制限を設けて事業について色々と思いつきで話そう、というものです。
これをやっている理由は、決めるための会議だけだとどうしても視点がそこのみに集まってしまうので、もっと大きな視野で現状を見つめるためです。

Vol12. 社員数を増やせばいい、という話ではない

おかげさまでこの1週間ほどで4名の方が、新たに一緒に働いて頂くこととなりました。
ブログきっかけだったり昔からのご縁だったりも含め決まったのですが、皆さまにもお力添えを頂きありがとうございました。

ところでですが、会社を経営していると社員数を聞かれることが結構多いですし、僕もそこそこの頻度で聞いていると思います。
ただ、人数が増えるのは良いことのように見えるけれどもそれ自体が素晴らしいことではありません。

有名な話ですが、InstagramはFacebookに800億円で買収された際、社員数はたった13人でした。
同じ売上が立っていたとしても、人数が少ない方がより効率的に回せているということであり、固定費の増加という経営リスクも下がります。

人数が増えることを嬉しく、また、より一層気を引き締めていこうと感じる一方で、ただ人を増やすのではなく効率の向上を進めていかなくてはと感じています。
沢山の人数を賄える事業を運営できるというのはすごいことだけれども、本当にすごいのは少人数でも大きな売上を立てられる仕組みが作れているということ。

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Vol10. グローバルなチームのマネジメントについての所感

あまり書いていなかった気もしますが、弊社は従業員の多数派を外国人が占めており、公用語も英語です。
そして昨日、香港人メンバーが参画してくれたことにより、今までに雇用したメンバーの累計国・地域数が10となりました。

こういう話をするとグローバルな組織だとマネジメントが大変なんじゃないかと聞かれるのですが、基本的には通常のマネジメントにおける難易度とあまり変わらないんじゃないかと思います。
もちろん、各人の個性はありますがそれは日本人だけで組織を作る時にも存在するもので、当然の話ですが陽気じゃないアメリカ人も几帳面じゃない日本人も沢山いるわけです。

問題があるとしたら僕の英語力の不足のせいで細かいニュアンスが伝えきれないというのはあるかもしれません。
なぜなら僕は留学していた経験もなく、学校や受験以外での英語の勉強といえばTOEICを2ヶ月くらいで英会話の練習は特にしていないからです。
ですが、会社の公用語が英語になってから2年程度経ちある程度話せるようになりましたし、なんとかなるもんだなーと思っています。

「難しそう」というのはあくまで見込みであって、案ずるより産むが易しというケースはいくらでもあるわけです。
必要なのは、できるか否かではなくそれが必要か否か、そしてやるかやらないか。

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Vol8. 自分のリセットボタンを持つべきという話

前回の続きのようなもの。

基本的に、落ち込まない前提で人生を考えるよりも、落ち込むことが起こる前提で人生を考えるべきです。
生きていれば体調を崩すこともあるし思いもよらない不幸も起こるし。
その中でもハッピーであり続けることはできるけれども、そうは言ってられない日は必ずあるはず。

そんな時、自分の中で元気を出すためのルーチンを決めておくと楽です。
それは好きなものを食べるでも良いしどこかに行くでも良いしもっと小さなことでも良いし。

ちなみに僕にとってのそれは時々によって変わりますが、一時期は一人カラオケでした。
一人カラオケの良いところは終了時間を決められる、運動代わりにもなる、食事しながらでもできる、という点だと思っていて、以前徒歩30秒内にカラオケ屋があるオフィスだった時には夕飯がてら発散しに行くこともありました。
気持ち悪い余談ですが、僕は最高7時間、100曲程度一人カラオケし続けたこともあります。

一度どん底に落ちた人は強いなーと思うのは、そこから立ち上がる術を知っているから。
終わりがある絶望は、絶望ではないんです。

しんどい時は悪い方ばかりに考えてしまうけど、その中で自分をゼロに戻す手段を持っていると強い。
辛い時は変に強がらないでそれを認めてしまってその後リセットボタンを押した方が、結局は楽になれるんじゃないでしょーか。

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Vol7. 起業で求められる”強い”メンタルとは

起業以前に考えていた”強い”メンタルとは、何事にも動じない鉄のようなそれでした。
苦しいこと、悲しいことがあっても黙々と目的達成のために動き続ける、みたいな。

ただ、今思うのは、こういうメンタルは危ういなーということ。
「木強ければ則ち折る」 ということわざにもあるように強い人は折れやすいですし、折れた後の反動も大きい。
起業という自分の想定を超えてくる負荷やプレッシャーが発生する状況において、逆に弱みにもなります。

僕が今思う”強い”メンタルとは、何度折れたとしても立ち上がることができるそれです。
しんどいことがあった際に弱音をはくことがあっても、1日寝ればまた頑張れる、みたいな。
また、少なくとも僕にとってはこういう自分になったことによってメンバーとの距離も縮まったと考えています。

少し話は逸れますが、僕は起業してから自分の弱い所を他人に見せられるようになりました。
もともと僕はそれがとても苦手だったんですが、誰かに助けてもらわないと精神的にやばい、という状況に追い込まれた結果それを学ばざるを得なかった感じ。
これらによって人生がめちゃくちゃ楽になったので、こういう自分になれただけでも起業して良かったとすら思っています。

余談続きですが、周りの人への許容度が上がりました。
例えば僕は自分の子供に対して「なんでもいいから頑張りたい何かを見つけてくれればそれだけで良い」と思っていたんですが、今は「幸せに生きていてくれればそれだけで良い」と思うように。
こんなことを書きつつ子供どころか結婚の予定も全くないんですが笑。

閑話休題、「弱音を吐かずに頑張り続ける」というのが美徳として捉えられがちですが、もっと楽に構えていいじゃないか、という話。

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Vol5. 最高の集中状態で働き続けるために

必要なのは以下の3つだなーと。
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1. 強い目的意識
2. 明確なToDoリスト
3. 健全な精神と肉体
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1. 強い目的意識
なぜ自分がそれをやりたいのか、が腹落ちしてないとぎりぎりの所で踏ん張れない。

2. 明確なToDoリスト
いかにやる気があったとしても、何をやればいいのかが分からなければふわふわする。

3. 健全な肉体と精神。
年齢を重ねることによって分かってきてしまったという感じなのですが、体力は集中状態を維持するために必要。
そしてもちろん心が弱っていても働けない。
なので、これら両方を高めてくれる運動という習慣を持つことは大事だなーと最近改めて感じています。
今までもジムに通ってはいたんですが、もう少し優先度を上げていくつもり。
ただ、何よりも早寝早起きが大事。

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