Vol.27:スタートアップはバイアウトに向いてないという意見への反論3つ

反論、と言っても前々回のポストに自分で書いたことなんですが。
それを書いていくうちに「んなこたーんない」と自分で感じたのでその理由をパラパラと。

1. 投資家の方からの紹介が起こり得る
投資家の人は起業家とは異なる各種ネットワークを持ってらっしゃる場合が多いです。
そのため、自分ではリーチできない買い手企業とのマッチングが実現し、買収に至る可能性が高まります。

2. トレンドに乗っかりやすい
スタートアップは高速での圧倒的成長を目指して資金が投入されるものです。
そのため、直近だと例えばAIや仮想通貨などのトレンドである市場において、事業開始間もない企業であっても存在感を示すことが可能です。
それにより、その市場に参加したい大手企業などによるバイアウトが行われる場合が増加します。

3. 知名度を上げやすい
前述の通り、スタートアップ企業は資本を成長に投資するため、赤字であったとしても販管費を投入できている場合が多いです。
また、昨今のスタートアップ関連メディアの増加や起業文化の隆盛に伴い、いわゆる普通の中小企業よりも露出の機会が多く存在します。
どれだけ素晴らしい会社であったとしても知られていなければバイアウトには至らないので、この点においてもスタートアップ企業は有利だと言えます。

色々と書いてみましたが「◯◯だから絶対にバイアウトできる」なんてことはなくてその逆もまた然りです。
大事なのは良い事業を創る、ということだけ。

投稿者: 原口 悠哉

2012年に会社を設立。日本最大級の訪日旅行者向けWebサイト「Japan Info 」を運営。2016年にバイアウトを行いフジ・メディア・ホールディングスグループに参画。現在も引き続き経営を行う。 Facebook:https://www.facebook.com/haraguchi.yuuya

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